こんにちは!フランスガイドのチナツです。
今日は気をつけて欲しいフランス語をみなさまへ伝授。この国に来てまだまだ間もない方は特に要注意な言葉。
J’arrive! ジャリーヴ!
これ、もう着くよ!今行くよ!って意味のフランス語で、よく使いますし、勉強されてる方は結構聞こえてくると思います。
でも本当に不思議な言葉で、通常ジャリーヴ!っていう人はすぐ来ません。
絶対遅れて来る。
仕事を始めて初日、同僚の運転手がこの言葉を残したきり音信不通になり、パリ市内をご案内予定だったお客様と50分ホテルで車を待ち続けました。私にとって地獄の50分。
今だったらもしジャリーヴと言われたらどうするか。
今どこにいんの?と相手の場所を正確に確認し、あそこにいるから15分後かな、それに信号と一通と工事の渋滞分を足してプラス10分、そして到着してからタバコを吸う時間をあげないと後々不機嫌になって仕事に集中しないからプラス5分。
とここまで予想して待ち合わせのお客様へは30分と時間を多めに伝えて一緒に雑談しながら和かに待ちます。
ところが新人の時は、もちろんこれができなかったので大変でした。
彼は私が遅れて来たことに怒っていると勘違いしてましたが、もちろん違います。日本人的な感覚では、彼が前もって連絡をしなかった、すぐ行くと嘘をついた、こまめに状況を説明しなかった、これら全てに怒ってますよね。
ただこの感覚は日本人とフランス人とで大きく違うので、理解してあげなきゃいけないところ。
フランスで少し遅れて来るのは当たり前です。連絡もありません。通常10分15分ぐらいかな、そのぐらいの遅れならフランス人は遅れるねーの連絡もありません。仏の心で待ちましょう。
ちなみに、同僚の50分はやりすぎ、携帯でゲームしすぎて充電なくなって連絡できず、GPSも見れず道を間違え続けて遅れたと後日再び大ゲンカしてわかりました。あぁ、ただのポンコツ野郎だったのかと納得。なので、この話は彼個人の問題だったのでフランス人が全員1時間近く遅れる訳じゃありません。
安心して下さい。あくまで一般的なお話、私の周りにはしっかり10分前行動をする方も、仕事に遅れてきて普通だと思ってる人を避難する人ももちろんいます。
でも、不思議かな、フランス語にはこの様な魔法の言葉がたくさんあります。
フランスに移住目的がある方は、驚かず、腹を立てず、逆に感心できるぐらいの器の広さでこちらに来る心準備をしましょうね!
ではまたーBonne journée❤️